PMP試験 2026年新形式 対応プロマネ模試
PMP STUDY GUIDE試験の概要・申請・当日PMP

PMPの35時間研修とは?認められる研修・2026年12月の変更・証明書

PMP受験に必要な35時間研修を2026年版で解説。認められる研修と本・模試だけでは足りない理由、2026年12月1日からのライブ講座の新ルール、時間の数え方、監査で通る修了証の残し方がわかります。

最終更新
読了目安
約8分
執筆
プロマネ模試 編集部
まず結論

この記事の要点

  • 35時間研修は、ECO(出題範囲)に沿ったプロジェクトマネジメントの研修を、合計35時間以上受けたことを示す条件です。本・問題集・模試だけでは認められません。
  • 2026年12月1日から、講師が教えるライブ講座はATP(PMIの認定研修パートナー)などの提供分に限られます。オンデマンド講座は提供元を問いません。12月1日より前に修了した研修は、今のルールのまま使えます。
  • 受けた時期の制限はありません。ただし申請を出す前に35時間を終えておきます。有効なCAPMを持つ人は記録が免除されます。
  • 監査に備え、研修ごとに修了証を残します。領収書や受講者名簿は、修了の証明として認められません。

PMPの35時間研修とは?何が認められる?

35時間研修は、PMPの受験資格の一つです。PMPの出題範囲(ECO)に沿ったプロジェクトマネジメントの研修を、合計35時間以上受けている必要があります。学歴ごとの実務経験と、この研修の両方を満たして申請できます。

認められるかどうかは、学習の形と修了した時期で決まります。2026年12月1日にライブ講座のルールが変わるため、まず次の表で自分の研修を当てはめてください。

35時間に数えられるか(PMIのPMPページ・新試験のページ・ECO 2026年版をもとに当サイトで整理。2026年10月時点)
学習の形2026年11月30日までに修了2026年12月1日以降に修了
オンデマンド講座(修了テストあり)数えられる数えられる(提供元を問わない)
ライブ講座:ATP・REP・認定を受けた大学などの課程数えられる数えられる
ライブ講座:上記以外(社内研修・研修会社など)数えられる(今のルール)数えられない
本・参考書・問題集・模試だけの学習数えられない数えられない
プロジェクトマネジメント以外の研修(語学など)数えられない数えられない

ATPは、PMIの認定研修パートナー(Authorized Training Partner)です。REPは中国の登録教育機関です。ライブ講座とは、講師が対面またはオンラインで、その場で教える講座のことです。

PMIの新試験のページには、2026年12月1日より前に修了した研修は、今の要件のまま認められると書かれています。社内研修や研修会社のライブ講座を数えたい人は、11月30日までに修了しておくのが確実です。11月に始まって12月に終わる講座は、修了日が12月以降になる点に注意してください。

提供元がATPかどうかは、PMIのATPの一覧で検索するか、提供元に直接たずねて確かめます。PMIもこの確かめ方を勧めています。

どんな中身なら研修として数えられる?

ECO(2026年版)には、研修の内容の例が挙がっています。スコープ、スケジュール、コミュニケーション、リスク、調達、財務、資源、ステークホルダー、統合、ガバナンスなどです。

1つの講座の一部だけがプロジェクトマネジメントを扱った場合は、その部分の時間だけを数えます。語学やビジネスマナーなど、プロジェクトマネジメント以外の研修は数えられません。

すべての研修は監査の対象です。PMIは、質が低いと判断した研修を認めない権利を持っています。ECOでは、合格の保証をうたう業者に注意するよう呼びかけています。受講の実態がなく修了証だけを出すような研修は、監査で認められないおそれがあります。

研修時間はどう数える?

数え方の基本は、授業1時間=研修1時間です。休憩や昼食の時間は入れません。複数の研修を足して35時間にしてもかまいません。

研修時間の数え方の例(当サイトの独自の例)

数える時間 = プロジェクトマネジメントを扱った授業の時間の合計

  1. 1大学の授業(2019年に受講):週2時間 × 14週 = 28時間(全部がプロジェクトマネジメント)
  2. 2会社のeラーニング(修了テストあり):全10時間のうち、プロジェクトマネジメントの章が4時間 → 4時間
  3. 3動画講座(修了テストあり):修了証に書かれた6時間
  4. 4合計:28 + 4 + 6 = 38時間(35時間を満たす)

受けた時期は問わない。一部だけ関係する講座は、関係する時間だけを数える。

時間数の根拠は、修了証、受講記録、シラバス(時間割)などです。修了証に時間数がない場合は、提供元が時間を証明する書面を出せるか、申請の前に確かめてください。

35時間ちょうどより、少し多めにしておくと安心です。一部の時間が認められなかったときにも、35時間を下回らずにすみます。

研修に有効期限はある?いつまでに受ける?

有効期限はありません。ECOには、研修時間は受けた時期にかかわらず記録するよう書かれています。実務経験の「過去10年以内」のような制限はなく、10年以上前の研修でも数えられます。

ただし、35時間は申請を出す前に終えておく必要があります。PMIのPMPページでも、研修は申請の提出前に修了しているものとされています。申請書には研修ごとに受講期間と時間数を入力するので、修了してから申請に進みましょう。

古い研修で気をつけるのは証明です。監査では研修ごとに修了証などが要ります。提供元がなくなっていると、証明が難しくなります。

どの研修を選べばいい?

選ぶときの軸は、費用、日数、12月以降も数えられるか、試験対策としての中身の4つです。

研修の種類ごとの特徴(当サイトの整理。費用や内容は提供元ごとに違う)
種類良い点気をつける点
ATPのライブ講座(対面・オンライン)質問しながら短期間で終えられる。12月以降も数えられる費用は高めになりやすい
オンデマンドの動画講座費用を抑えやすく、自分のペースで進められる修了テストがあるか、修了証に時間数が載るかを確認
ATP以外のライブ講座(社内研修・研修会社)社内なら費用がかからないことが多い2026年11月30日までに修了しないと数えられない
大学などの授業体系的に学べる。昔の授業も数えられる時間数を示す書類(シラバスなど)を用意する

研修は、受験資格を満たす条件と、試験の勉強の両方を兼ねられます。新ECOの3領域や、ケーススタディ・図表問題を扱う講座を選びましょう。研修の時間が、そのまま試験対策になります。

価格帯ごとの比べ方はPMPの35時間研修の選び方で扱っています。

35時間研修でよくある失敗は?

申請や監査の段階で困りやすいのは、次のようなケースです。

  • 動画を最後まで見たが、修了テストを受けておらず修了証が出ていない
  • 修了証に時間数がなく、提供元にも記録が残っていない
  • 社内研修の全時間を数えたが、半分は別のテーマだった
  • 領収書や受講者名簿を証明に使おうとした(PMIは修了の証明として認めていない)
  • 講座名を自分で英訳し、修了証の表記と合わなくなった
  • 2026年12月以降に、ATP以外のライブ講座で35時間をそろえようとした

どれも、申請の前に修了証をそろえ、記載を見ながら入力すれば防げます。

申請書にはどう記入する?

申請書には研修の欄があり、研修ごとに次の情報を入力します。

  • 研修(講座)の名前
  • 提供元(研修会社、大学、勤務先など)の名前
  • 受講の開始日と終了日
  • 数えられる時間数(プロジェクトマネジメントを扱った時間)

入力した内容は、修了証の記載と一致させます。日本語の講座名は内容が伝わる英語にし、提供元の名前の表記もそろえます。

有効なCAPMを持つ人は、35時間の研修を記録する必要がありません。CAPMが35時間分とみなされます。ただし、学歴と実務経験の条件は別に満たす必要があります。GAC認定の学位課程を修了した人は、その課程の授業を35時間に充てられます。

申請の全体の流れはPMPの申請方法で、経験欄の書き方はPMP申請の経験の書き方で説明しています。

監査に備えて残しておく証明書類は?

監査に選ばれると、申請書に書いた研修ごとに、修了の証明を出す必要があります。申請の前に、次のものを1つのフォルダにまとめておくと安心です。

  1. 研修ごとの修了証(PDFや紙の写し)。氏名・講座名・受講期間・時間数が書かれたもの。
  2. 社内研修で修了証が出ていない場合は、研修の担当者・人事部門・上司が会社のレターヘッドで出す修了の証明書。
  3. 修了証に時間数がない場合は、提供元の証明書やシラバス。
  4. 日本語の修了証には、内容の英訳を書いた文書を添える。

監査の書類は、通知から90日以内にオンラインでアップロードします。複数ページの書類は1つのPDFにまとめます。ATPで受けた研修でも、PMIが代わりに修了証を取り寄せることはありません。自分で提供元に頼みます。

修了証の再発行に時間がかかる提供元もあります。監査で求められるほかの書類(卒業証明、経験の確認者の署名)はPMPの監査に当たったらで説明しています。

POINT

35時間の研修は、受験資格を満たすための条件です。研修を終えたら、本番の形式の問題で判断の練習を始めましょう。無料模試30問で、今の実力と苦手な領域を確かめられます。

よくある質問

PMPの本を読んで勉強した時間は35時間に入りますか?

入りません。ECOには、本や模擬試験だけでは研修として認められないと書かれています。講座として受けた時間を記録してください。

2026年11月に社内研修を受けました。35時間に使えますか?

2026年12月1日より前に修了していれば、今の要件のまま使えるとPMIは案内しています。12月1日以降に修了するライブ講座は、ATPなどの提供でなければ数えられません。

10年以上前に受けた研修は使えますか?

使えます。研修の時間には、受けた時期の制限がありません。ただし監査では修了証などの証明が要るので、手元にあるかを先に確かめてください。

CAPMを持っていれば35時間研修は不要ですか?

有効なCAPMを持っていれば、35時間の記録は要りません。学歴と実務経験の条件は、別に満たす必要があります。

出典・参考

  1. [1]PMI: PMP Examination Content Outline – July 2026(PDF)
  2. [2]PMI: Learn what the new PMP exam, launched in July 2026, means for you(研修の要件の変更)
  3. [3]PMI: Project Management Professional (PMP)
  4. [4]PMI: Certification Frequently Asked Questions(監査の書類)
  5. [5]PMI Certification Handbook(PDF, 2026年6月改訂)

本番と同じペースで腕試し

記事の次は、本番形式の問題で。

3つの領域(People/Process/Business Environment)の出題比率どおりに組んだ無料模試を、登録不要・カード不要で解けます。続きの本番形式模試とタスク別ドリルは買い切りで、月額はかかりません。

PMP試験(Project Management Professional)

180問・240分の本番形式模試とタスク別ドリル・¥9,800(税込・買い切り)

PMPの無料模試30問
料金と収録内容を見る →

当サイトは Project Management Institute, Inc.(PMI)とは関係のない個人が運営する非公式の学習教材です。PMI、PMP、PMBOK は PMI の登録商標です。掲載している問題はすべて当サイトのオリジナルで、実際の試験問題・過去問題・再現問題ではありません。受験資格・受験料・出題範囲は PMI の公式サイト(https://www.pmi.org/certifications/project-management-pmp )で必ず確認してください。合格を保証するものではありません。合格の目安・領域別の評価は当サイトの推定です。

← 対策記事の一覧へ