試験当日に必要な持ち物は?
持ち物で一番大事なのは身分証です。条件を満たさない身分証しかないと、その日は受験できません。受け直すには受験料を払い直す必要があり、例外は認められません。
PMIの資格ハンドブック(2026年6月改訂版)によると、身分証には次の条件があります。
| 条件 | 内容 |
|---|---|
| 種類 | 政府が発行した身分証(パスポートなど) |
| 期限 | 有効期限内であること(期限切れは不可) |
| 記載 | 顔写真と署名があること(足りない場合は2つめの身分証で補う) |
| 文字 | 英字(ローマ字)の表記か公式の英訳があること。発行国内で受験する場合は自国の文字でも認められる |
| 名前 | 予約の名前と完全に一致すること |
| 状態 | 原本であること。折れ・破れ・テープ補修などの傷みがないこと |
日本で受ける日本人にとって、条件を一番確実に満たすのは有効なパスポートです。英字の氏名、写真、署名がすべてそろうからです。
ハンドブックでは、政府発行の身分証に写真か署名が欠けていれば、2つめの身分証で補えるとしています。2つめには、足りない方(写真か署名)と名前が載っていることが条件です。
一方、ピアソンVUEの本人確認書類のページ(2026年9月更新)は、日本国内で受験する場合の書類を挙げています。そこでは、日本の運転免許証やマイナンバーカードも1点で使える書類です。ハンドブックと書き方が違うため、どちらの条件も満たすパスポートが最も確実です。
パスポート以外で受ける人は、予約の前にピアソンVUEの案内で最新の条件を確かめてください。迷ったら、ピアソンVUEのカスタマーサービスに問い合わせると安心です。
名前の表記にも注意が要ります。ミドルネームの有無や、ローマ字のつづり(Ohno と Ono など)が予約と違うと、受験できません。受験料を払った後に届く案内に当日の名前の表記が書かれているので、身分証と見比べておきましょう。違っていたらすぐにPMIへ連絡します。試験の5営業日前を切ると、修正が間に合わないことがあります。
身分証のほかに何を持っていけばいい?
身分証以外は、ほとんど試験室に持ち込めません。必要なものは会場が用意します。
- 受験用ID(PMI Eligibility ID):受付で伝える。メールを印刷するか控えておく
- 予約の確認番号:求められることがある
- 会場の地図と連絡先:遅刻しないための準備
- 上着:室温の調整用。ただし試験室に入ったら脱いだり着たりできない
- 軽食と飲み物:試験室には持ち込めない。ハンドブックでは、預けた荷物は試験が終わるまでロッカーから出せないとされている。休憩中に口にできるかは、受付で係員に確かめる
メモ用の紙、筆記用具、電卓、時計は持ち込めません。会場が、メモ用の紙と鉛筆2本か、消せるボード2枚とマーカーを用意します。どちらになるかは会場の備品次第で、選べません。
電卓は試験の画面に組み込まれています。手持ちの電卓が必要なら、手を挙げて頼めば用意してもらえます。
薬など、健康上の理由で試験室に持ち込みたい物がある場合は、予約の前にPMIの許可が必要です。当日に頼んでも認められません。
前日までに何を確かめておけばいい?
当日に慌てないよう、前日までに次の点を確かめておきます。
- 身分証の有効期限と、名前の表記が予約と一致しているか。
- 予約の確認メールで、会場の住所・開始時刻・受付の時刻を確かめる。
- 会場までの経路と所要時間を調べ、30分前より早く着く出発時刻を決める。
- 受験用ID(PMI Eligibility ID)をメモしておく。
- 当日の朝食を決め、試験の前に水分と軽食をとる段取りにする(休憩中に口にできるとは限らない)。
- 前日は新しい問題に手を広げず、間違えた問題の見直しにとどめて早めに休む。
前日の勉強の仕方と、1週間前からの過ごし方はPMPの直前対策にまとめています。
自宅などからオンラインで受ける場合は、持ち物よりも部屋とPCの準備が中心です。チェックインの手順も違うので、PMPオンライン受験の注意点を確かめてください。
会場によっては、建物の入口が分かりにくかったり、受付が別の階にあったりします。初めて行く会場なら、前日までに地図で入口の位置まで確認しておくと安心です。出発前には、身分証がかばんに入っているかをもう一度確かめましょう。
会場に着いてから着席するまでの流れは?
試験の30分前までに会場に着き、受付をします。遅れて着いた人は受験できません。電車の遅れなども考え、さらに余裕を持って出発してください。
8:20頃
会場に到着
トイレを済ませる
8:30まで
受付
身分証・受験用ID・写真撮影・署名
8:30〜
持ち物を預ける
ポケットを空にし、ロッカーへ
入室前
身体の確認
袖をまくり、金属探知機で確認
9:00頃
着席・チュートリアル
任意。最長15分ほど
開始
試験240分
途中で10分の休憩が2回
13:30前後
アンケート・暫定結果
アンケートは任意
時刻は目安。チュートリアルを15分使い、休憩を2回取った場合の計算(9:15開始+240分+20分=13:35)。会場の案内と予約の確認メールに従う。
受付では、身分証を見せて受験用IDを伝えます。その場で写真を撮り、署名をする流れです。次に、ポケットの中身を出して袖をまくるよう求められ、係員が金属探知機で確認します。
持ち物はすべてロッカーに入れます。試験室に持って入れるのは、身分証とロッカーの鍵だけです。一度預けると、試験が終わるまでロッカーは開けられないと考えてください。
係員の案内で試験室に入り、指定された席につきます。最初の画面で、自分の名前と試験の名前が正しいかを確かめます。試験中は、ずっと映像と音声で記録される決まりです。
チュートリアルとアンケートはどう扱えばいい?
試験の前にチュートリアル(操作の説明)があり、試験の後にアンケートがあります。どちらも任意で、240分の試験時間には含まれません。
チュートリアルでは、問題の選び方、見直しのマーク、画面の電卓、メモ機能などの操作を確かめられます。ハンドブックによると、自分で終わらせなければ15分ほどで自動的に終わり、試験が始まります。
操作に慣れている人は、早めに終えてもかまいません。ただ、日本語と英語の表示の切り替え方は一度確かめておくと安心です。時間配分の目安は、試験が始まったら最初にメモ用の紙に書いておきましょう。たとえば、解き終えた問題数ごとの残り時間の目安です。
休憩の取り方と会場のルールは?
試験中の休憩は10分が2回です。1回目はケーススタディの区画の後、2回目は残りの問題のおよそ真ん中にあります。休憩に入ると、それより前の区画の問題には戻れません。見直しをしてから休憩を始めてください。
休憩のたびに、試験室の出入りで署名と身分証の提示が求められます。戻ったときには、もう一度身体の確認があります。この手続きの時間も見込んで、早めに席に戻りましょう。
予定された休憩以外にも、監督者の許可を得て席を立つことはできます。ただし、その間も試験の時間は進むと考えておくべきです。体調に不安がある人以外は、予定された休憩でトイレを済ませるのが基本になります。
試験室の中での飲食は禁止です。メモ用の紙を破ったり、持ち出そうとしたりすることも禁止されています。周りで不正や異常に気づいたら、その場で手を挙げて係員に伝えます。
時間配分の考え方は、PMPの試験時間240分と休憩2回の使い方にまとめました。
試験が終わったら、結果はいつ分かる?
最後の問題に答えて試験を終えると、任意のアンケートの後、画面に結果が表示されます。テストセンターでは、結果の紙を受け取れることもあります。
ただし、この時点の結果はPMIの扱いでは「暫定」です。正式な結果になるのは、PMIからの通知があってからです。ハンドブックによると、結果のレポートは試験日から10営業日以内にオンラインで確認できます。確認できるようになると、メールで知らせが届きます。
レポートの中身は、全体の合否と、3つの領域ごとの4段階の評価です。読み方はPMPのスコアレポートの見方で説明しています。
試験の問題の内容は、合否にかかわらず人に話したり、ネットに書いたりしてはいけません。PMIの規約に反し、資格の取り消しなどの対象になることがあります。
POINT
当日の流れに慣れておくと、本番で余計な緊張をしなくてすみます。家で240分を通して解く練習をしておくと、休憩のタイミングや集中が切れる時間もつかめます。まずは無料模試30問で本番の画面に近い形式を試してみてください。