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PMPのスコアレポートの見方|Above Targetなど4段階の意味

PMP試験のスコアレポートの見方を解説。暫定の結果と10営業日以内に届く正式なレポート、Above TargetからNeeds Improvementまでの4段階の意味、領域別の評価から弱点を読む方法、不合格のときの次の手がわかります。

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約8分
執筆
プロマネ模試 編集部
まず結論

この記事の要点

  • 試験が終わると、画面に暫定の結果が出ます。正式なレポートは、試験日から10営業日以内にオンラインで確認できます。
  • 評価は4段階です。Above TargetとTargetは基準を満たす水準です。Below TargetとNeeds Improvementは届かない水準です。点数は示されません。
  • 全体の合否に加えて、3つの領域ごとにも同じ4段階が出ます。タスク別の成績は出ません。
  • 不合格でも、承認から1年のうちに3回まで受けられます。領域別の評価から弱点を決めて立て直します。

スコアレポートはいつ、どう届く?

コンピューターで受験した場合、試験を終えると、任意のアンケートの後に結果が表示されます。PMIの資格ハンドブック(2026年6月改訂版)によると、この結果は暫定です。PMIから正式な通知があって確定します。

正式な結果のレポートは、試験日から10営業日以内に、PMIのオンラインの結果確認のページで見られるようになります。見られるようになると、メールで知らせが届きます。

日本のオンライン試験(ATA)では、試験の後に「試験結果を表示する」ボタンからレポートを開けます。ATAの案内では、レポートは保存も印刷もできるとされています。

合格した場合は、正式な通知の後、資格の証明書をPDFで取得でき、デジタルバッジの案内もメールで届きます。PMIのオンラインの資格者名簿にも名前が載ります(希望すれば載せないこともできます)。

試験の後の流れ
  1. 試験の直後

    暫定の結果

    画面に表示される

  2. 10営業日以内

    正式なレポート

    オンラインで確認。メールで通知

  3. 合格の場合

    証明書とバッジ

    PDFの証明書とデジタルバッジ

  4. 3年ごと

    更新

    60PDUと更新料

4段階評価(Above Target〜Needs Improvement)の意味は?

スコアレポートでは、成績が4つの段階で示されます。PMIが公開しているレポートの見本(2016年の旧試験のもの)の説明をもとに、意味を整理しました。日本語は当サイトの訳です。

4段階評価の意味(PMIのレポートの見本をもとに整理)
評価日本語の意味位置づけ
Above Target目標を上回る最低限の基準を上回っている
Target目標どおり最低限の基準を満たしている
Below Target目標をやや下回る基準に少し届かない。再受験の前に追加の準備が勧められる
Needs Improvement要改善基準に大きく届かない。再受験の前に十分な追加の準備が強く勧められる

全体の評価がAbove TargetかTargetなら合格、Below TargetかNeeds Improvementなら不合格の水準です。レポートには、全体の合否(Pass/Fail)もはっきり書かれます。

評価は、正解した問題の数で決まります。見本によると、採点される問題は1問1点で、正解の合計がどの段階に入るかで評価が決まります。何問正解でどの段階になるかの境目は、公表されていません。

見本は旧試験のものですが、PMIは新試験のページで、採点の方法は変わっていないと説明しています。また、PMIはこの4段階を、追加の準備が要る分野を知るためのものとしています。採用の判断など、ほかの目的に使うものではないという立場です。

領域別の評価からどう弱点を読む?

全体の評価に加えて、領域ごとにも同じ4段階の評価が載ります。2026年7月からの新試験では、領域はPeople・Process・Business Environmentの3つです。

領域別の評価は、強い分野と弱い分野を知るための診断です。合格した人には今後の学びの方向を、不合格だった人には再受験までに補う分野を示します。

読み方の基本は、評価の低い領域から手を打つことです。ただし比率の大きさも考えます。同じBelow Targetでも、41%を占めるProcessと26%のBusiness Environmentでは、全体の得点への影響が違います。

領域別の評価の読み方の例(当サイトの考え方)
結果の例読み取れること優先して補うもの
People:Target/Process:Target/Business:Needs Improvementビジネス環境の判断が大きく不足ガバナンス・コンプライアンス・変更管理・リスク・外部環境(26%を占める)
People:Below Target/Process:Above Target/Business:Target知識はあるが、人の問題の判断がぶれている対立・チームの導き方・ステークホルダーの期待の扱い
People:Below Target/Process:Below Target/Business:Below Target全体的に少しずつ届かないPMIの考え方の軸の確認と、本番形式の通し練習

見本のレポートでは、評価は全体と領域ごとだけで、タスク単位の成績はありません。領域の評価をもとに、その領域のどのタスクが弱いかを自分で探ります。新ECOの26タスク一覧を見ながら、試験で迷った問題のテーマを書き出すと手がかりになります。

見本のレポートには、成績をさらに詳しく分析できるページへの案内も載っていました。届いたレポートに案内があれば、合わせて確かめてください。

合格した人はレポートをどう使えばいい?

合格した人にとっても、領域別の評価は役に立ちます。Below Targetの領域があったなら、そこが実務でも伸ばしどころだという手がかりになります。

PMPは3年ごとに60PDU(1時間の学習などで1単位)を集めて更新する資格です。PDUを集める学びのテーマを選ぶとき、弱かった領域を優先すると、更新の活動がそのまま実務の力につながります。認定証やバッジの受け取り、更新の準備はPMP合格後にやることにまとめています。

なお、転職や社内の評価で示すのは、合格した事実と資格の番号で十分です。PMIは、この評価を採用の判断に使うべきではないとしています。

不合格だったときの次の手は?

不合格でも、受験の機会は残っています。申請の承認から1年の受験期間のうちに、3回まで受験できます。2回目、3回目には、あらためて受験料がかかります。

3回とも合格できなかった場合は、最後の受験日から1年たたないと、PMPに申請し直せません。その間に、ほかのPMIの資格に申請することはできます。

次の手は、次の順で考えると整理できます。

  1. 全体の評価が Below Target(あと少し)か Needs Improvement(大きく不足)かを確かめる。
  2. 領域別の評価で、最も低い領域と、比率の大きい領域を確かめる。
  3. 記憶が新しいうちに、迷った問題のテーマや、時間配分の問題をメモする(問題の内容を人に話したり公開したりはしない)。
  4. 受験期間の残りから、再受験の日を仮に決める。
  5. 弱い領域のタスクを集中的に学び直し、初見の模試で確かめてから予約する。

再受験のルールと立て直しの計画はPMPに落ちたら再受験で詳しく説明しています。

POINT

試験の問題の内容を、合否にかかわらず人に話したりネットに書いたりすることは、PMIの規約で禁じられています。振り返りのメモは自分の学習のためだけに使ってください。

模試の結果をレポート形式で振り返るには?

本番のレポートと同じ形で模試の結果を見ておくと、本番の前に弱点を見つけられます。本番ではタスク別の成績が出ないので、模試の段階でタスク単位まで確かめておくのが効果的です。

当サイトの模試では、結果を全体と領域ごとに、本番と同じ4段階の名前で表示します。区切りは当サイトの推定で、PMIの基準とは別のものです。

当サイトの模試の4段階の区切り(推定。PMIの基準ではない)
正答率表示する評価
80%以上Above Target
70%以上80%未満Target
55%以上70%未満Below Target
55%未満Needs Improvement

あわせて、26タスク別の正答率、予測型・アジャイル・ハイブリッド別の正答率、1問ごとにかかった秒数も確かめられます。

模試の結果を見るときの注意点は?

模試の評価は、本番の前に弱点を見つけるための材料です。次の点に気をつけて読んでください。

  • 初めて解いた回の結果で判断する(解き直しの点数は高く出る)
  • 全体がTargetでも、1つの領域がBelow Targetなら、その領域を優先して補う
  • 評価が低い領域では、タスクごとの正答率まで下りて原因を探す
  • 時間切れで解けなかった問題がないかも確かめる

合格の目安や、合否が決まる仕組みはPMPの合格ラインは何%?で解説しています。今の実力を本番の形で確かめたい人は、無料模試30問で領域ごとの評価を見てみましょう。

よくある質問

スコアレポートに点数は書かれていますか?

細かい点数は示されません。全体と領域ごとの4段階の評価と、全体の合否(Pass/Fail)が示されます。

領域の1つがBelow Targetでも合格することはありますか?

あります。合否は全体の評価で示されます。領域ごとの評価は強みと弱みを知るための診断で、1つの領域がBelow Targetでも、全体でTarget以上なら合格です。

試験の直後に出た結果が変わることはありますか?

試験の終わりに出る結果は暫定で、PMIの正式な通知で確定します。PMIは試験の公正さを確認しており、不正などの証拠があれば結果を無効にすることがあります。

出典・参考

  1. [1]PMI Certification Handbook(PDF, 2026年6月改訂)
  2. [2]PMI: Your Exam Result Report(スコアレポートの見本, PDF)
  3. [3]PMI: Learn what the new PMP exam, launched in July 2026, means for you(採点の方法は変わらない)
  4. [4]ATA: PMP®監督付きオンライン試験(日本・韓国)
  5. [5]PMI: PMP Examination Content Outline – July 2026(PDF)

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