マッチング問題はどんな画面で、どう操作する?
ECO 2026の説明では、マッチングは項目の列を組み合わせる問題です。ECOの例では、左の列の項目を、右の列の情報と対応するように中央の欄へドラッグします。
拡張マッチング(Enhanced Matching)は、画像や図を含むマッチングです。ECOの例では、右に並んだ箱を、図の中の決まった位置にドラッグします。
| 形式 | 内容 | 受験方式 |
|---|---|---|
| マッチング | 2つの列の項目を組み合わせる | テストセンター(CBT)のみ |
| 拡張マッチング | 図や画像の決まった位置に項目を配置する | CBTのみ |
| ポイント&クリック | 画像の正しい場所をクリックする | CBTのみ |
| プルダウン | 空欄にドロップダウンから語を選ぶ | CBTのみ |
オンライン受験を選ぶ人には、これらの形式は出ません。ケース・図表・多肢選択・複数回答を中心に準備してください。テストセンターで受ける人は、ドラッグの操作に一度慣れておくと本番で焦りません。
形式ごとの問題数は、ECO 2026には示されていません。何問出ても慌てないよう、解く手順を決めておくのが確実です。
マッチングで問われやすいテーマは?
マッチングに向いているのは、用語と説明、場面と手法、役割と責任のように1対1で対応するものです。当サイトでは、次のテーマが問われやすいと考えています。
- 役割と責任:プロダクトオーナー・スクラムマスター・スポンサー・機能部門マネジャーと、その仕事。
- 対立の扱い方と特徴:協力(問題解決)・妥協・鎮静(適応)・強制・撤退(回避)と、それぞれの効果。
- 契約の種類とリスク:固定価格・実費償還・タイム・アンド・マテリアルと、リスクを主に負う側。
- リスク対応策:回避・転嫁・軽減・受容(脅威)と、具体的な行動の例。
- 文書と用途:リスク登録簿・課題ログ・変更ログ・教訓登録簿と、記録する内容。
- アジャイルのイベントと目的:スプリントプランニング・デイリースタンドアップ・レビュー・レトロスペクティブ。
- チームの発達段階:タックマンモデルの段階と、チームの様子。
これらは状況問題でも使う知識です。マッチングのためだけに覚えるのではなく、状況問題の判断と結び付けて覚えると効率的です。
確実な組から埋める手順は?
マッチングは、1つの組を間違えると別の組も連鎖して崩れます。次の順で埋めると崩れにくくなります。
- 1
全部の項目に目を通す
左右の列を最初に一度ずつ読む
- 2
確実な組を先に置く
迷わず決まる組から埋める
- 3
残りを消去法で決める
残った項目どうしで比べる
- 4
全体を見直す
置き忘れ・重なりがないか確かめる
迷う組は最後に回す。確実な組が増えるほど、残りの候補が減って決めやすくなります。
項目の数が左右で違う場合(使わない項目が混ざっている場合)もありえます。最後まで残った項目を無理にどこかに置かず、問題の指示を確かめてください。
例題:確実な組から埋めるとどうなる?
(当サイトの独自の例題)対立の扱い方5つと、その特徴5つを組み合わせる問題を考えます。埋める順番と、それぞれの決め手は次のとおりです。
| 埋める順 | 組み合わせ | 決め手 |
|---|---|---|
| 1 | 強制 → 一方の考えを押し通す | 言葉の意味から迷わず決まる |
| 2 | 撤退(回避) → 問題から離れ、先送りする | これも意味から決まる |
| 3 | 妥協 → 双方が一部ずつ譲る | 残り3つのうち「譲る」が決め手 |
| 4 | 鎮静(適応) → 共通点を強調し、違いを小さく見せる | 残り2つのうち「違いを小さく見せる」 |
| 5 | 協力(問題解決) → 原因から話し合い、両者が納得する解を作る | 最後に残った組。中身が合うかだけ確かめる |
確実な組を2つ置くと、残りは3つです。3つから選ぶほうが、5つから選ぶより速く正確になります。最後の組も「残ったから」で終わらせず、意味が合うかを確かめます。
時間をかけすぎないにはどうする?
PMIは、マッチング1問あたりの時間の目安を示していません。全体では180問・240分なので、平均は1問約80秒です。マッチングは1問で複数の組を決めるので、当サイトでは1問1分半〜2分を上限の目安にしています。
時間がかかる原因の多くは、迷う1組に考え込むことです。2組まで確実に決まったら、残りは消去法で置いて、いったん先に進みます。印を付けて区画の最後に見直せば、時間を取り戻せます。
ただし、休憩を始めるとその前の区画には戻れません(ECO 2026)。見直しは休憩の前に済ませてください。
拡張マッチング(図への配置)はどう解く?
拡張マッチングでは、図の読み取りと項目の配置を同時に行います。たとえば、流れ図の空欄に手順を置く形や、権力と関心のグリッドの各象限にステークホルダーを置く形が考えられます。
まず図の軸や流れの向きを確かめます。グリッドなら「縦軸と横軸は何か」、流れ図なら「どこが始まりでどこが終わりか」です。軸を読み違えると、全部の配置がずれます。
図の読み方は図表問題の読み方で、図が出てくる長文の問題はケーススタディ問題の解き方で扱っています。
マッチングに備えて作っておきたい対応表は?
対応表は、テーマごとに左右2列で作ります。左に用語、右に「どんなときに使うか」「誰が負うか」を書きます。例として、契約の種類を示します。
| 契約の種類 | コストが増えたときのリスクを主に負う側 |
|---|---|
| 固定価格 | 売り手(決めた金額で納めるため) |
| 実費償還 | 買い手(かかった費用を払うため) |
| タイム・アンド・マテリアル(T&M) | 両者の中間(単価は決まっているが、量が増えれば買い手の支払いが増える) |
契約の種類ごとの違いは、PMPの契約タイプ一覧で詳しく扱っています。表を作ったら、右の列を隠して左から答える練習をします。複数回答の問題でも同じ知識を使うので、解き方は複数選択問題の解き方も参考にしてください。知識の抜けは無料模試30問の解説で確かめると効率的です。
確認問題1
リスク対応策の組み合わせ
(当サイトの独自問題)次の3つは、脅威への対応の例である。対応策の種類との組み合わせとして、すべて正しいものはどれか。
- A:危険な工法をやめ、別の工法に替える
- B:保険をかけ、損失を保険会社に負ってもらう
- C:試作を増やし、不具合が起きる確率を下げる
選択肢を押すと、正誤と解説が表示されます。
正解と解説を見る
正解:2。脅威のもとをなくすのは回避、損失を第三者に移すのは転嫁、確率や影響を下げるのは軽減です。
1:AとCが逆です。3:保険は受容ではなく転嫁です。4:すべてずれています。この問題は、用語の対応を問うものです。
確認問題2
スプリント中の出来事と役割
(当サイトの独自問題)スクラムで進めるプロジェクトで、スプリントの途中に次の3つのことが起きた。それぞれに主に対応する役割の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
- A:ステークホルダーが、新しい機能を早く入れてほしいと言ってきた
- B:テスト環境が使えず、チームの作業が止まっている
- C:次のスプリントで、どれだけの作業ができるかを見積もる
選択肢を押すと、正誤と解説が表示されます。
正解と解説を見る
正解:3。新しい要望の優先順位を決めるのはプロダクトオーナーです。障害の除去を支えるのはスクラムマスター、見積もりは実際に作業する開発者です。
1:要望の優先順位を決めるのは、スポンサーではありません。2:BとCが逆です。4:AとBが逆で、見積もりもスポンサーの仕事ではありません。
確認問題3
権力と関心のグリッドに置いたステークホルダー
(当サイトの独自問題)プロジェクト・マネジャーが、ステークホルダーを権力と関心のグリッドに配置した。経理部長は「権力が大きく、関心が低い」象限に入った。経理部長は多忙で、定例会議にはほとんど出ていない。プロジェクト・マネジャーが経理部長に対して行うべきことはどれか。
選択肢を押すと、正誤と解説が表示されます。
正解と解説を見る
正解:1。権力が大きく関心が低い相手には、負担をかけずに満足を保つ関わり方が合います。要点を絞った情報を、決めた頻度で届けます。
2:相手の状況に合わない関わり方を押し付けています。3:権力が大きい相手を外すと、後で大きな反対を招くおそれがあります。4:多忙な相手に詳細な情報を大量に送るのは逆効果です。グリッドへの配置は、拡張マッチングで図に置く形でも問われえます。