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PMPの更新方法|3年ごとの手続きと費用・期限切れの注意点【2026年版】

PMPの更新は3年ごとに60PDUを報告し、更新費用を払う手続きです。PDUの内訳、CCRSでの報告から支払いまでの流れ、費用の調べ方、期限切れと監査への備えをCCRハンドブックで解説します。

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約9分
執筆
プロマネ模試 編集部
まず結論

この記事の要点

  • PMPの更新は、合格した日から3年ごとです。60PDUをCCRSで報告し、届いた案内に沿って更新費用を払います。
  • 60PDUのうち35以上は教育で、働き方・パワースキル・ビジネス感覚に各8以上が必要です。ギビングバックは25までです。
  • 更新費用は、会員かどうかと地域で変わります。金額はmyPMIの更新画面で確かめます(2026年10月時点)。
  • 期限を過ぎると1年間の停止です。その1年も過ぎると失効し、受験からやり直しになります。

PMPの更新に必要なことは?結論から

PMPは、取ったら一生有効な資格ではありません。合格した日から3年ごとに、次の3つを済ませて更新します。

  1. 60PDUを集める:PDUは、学習や貢献の時間を数える単位です。1時間の活動が1PDUです。
  2. CCRSで報告する:myPMIのダッシュボードの「Report PDUs」か、PMIのアプリから入力します。
  3. 更新費用を払う:PDUの要件を満たしたとPMIが確認すると、更新の案内が届きます。

期限は、3年のサイクルが終わる日です。2026年版の出題範囲(ECO)にも、3年ごとに60PDUを報告して更新費用を払う、と書かれています。

この仕組みを、PMIはCCR(継続認定要件)と呼びます。CCRハンドブックによると、サイクルは合格した日に始まります。合格前の活動はPDUに数えられません。受験のために受けた35時間の研修も使えません。

60PDUの内訳は?

60PDUは、教育とギビングバック(専門の知識で職業に貢献する活動)に分かれます。条件は次のとおりです。

出典:PMI「Maintain Your Certification」、CCR Handbook(2026年4月更新)
区分必要なPDU中身
教育(Education)35以上講座・ウェビナー・読書・学びの場など
└ 働き方(Ways of Working)8以上予測型・アジャイル・ハイブリッドなどの手法
└ パワースキル(Power Skills)8以上リーダーシップ・コミュニケーションなど
└ ビジネス感覚(Business Acumen)8以上戦略・事業の理解・意思決定など
└ 残り113分野のどれでもよい
ギビングバック(Giving Back)25まで実務を続けること(8まで)、ボランティア、教える、発表、執筆など
合計60

1時間に満たない活動は、15分=0.25PDUの単位で数えます。教育は35を超えてもかまいません。ギビングバックは上限が25なので、教育だけで60PDUを満たすこともできます。

PMI-ACPなど、ほかのPMIの資格も持っている場合は、PDUを共有できます。パワースキル・ビジネス感覚・ギビングバックのPDUは、持っているすべての資格に数えられます。働き方のPDUも、PMPには数えられます(CCRハンドブック)。

安く集める方法や、活動ごとの数え方はPMPのPDUの取り方で詳しく解説しています。

更新の手続きはどう進む?

PMIの公式ページとCCRハンドブックで示されている流れは、次のとおりです。

PMPの更新の流れ
  1. 1

    PDUを集める

    合格日から3年のサイクルの中で

  2. 2

    CCRSで報告する

    myPMIのダッシュボードかPMIのアプリから

  3. 3

    要件を満たす

    60PDU(内訳の条件も)

  4. 4

    更新の案内メール

    支払いのリンクが届く

  5. 5

    更新費用を払う

    会員価格・地域価格あり

  6. 6

    新しいサイクル

    新しい期間の認定証が出る

PMI「Maintain Your Certification」、CCR Handbook をもとに当サイトが整理

PDUの報告に使うのは、CCRS(Continuing Certification Requirements System)というオンラインの仕組みです。ccrs.pmi.org か、myPMIの「Report PDUs」から入ります。サイクルのどこにいるか、要件に対して何PDU足りないかも、CCRSで確かめられます。

読書やオンライン学習を報告するときは、提供元(読書なら著者)、題名、内容の説明、始めた日と終えた日を入力します。3分野のどれに何PDUを割り当てるかも指定します。ProjectManagement.com の学習は、PMI.org のアカウントとつなげば自動で報告されます(CCRハンドブック)。

60PDUの要件を満たせば、サイクルの途中でも手続きできます。支払いが終わると、新しいサイクルの日付が入った認定証が届きます。更新の案内はメールで来るため、myPMIに登録したメールアドレスは、ふだん見るものにしておくのが安全です。

更新費用はいくら?会員と非会員の違い

CCRハンドブックは、更新費用を会員かどうかと地域によって変わる価格としています。最新の金額は、myPMIにログインし、「Renew Certification」から確かめるよう案内しています。

ネット上では「会員60ドル・非会員150ドル」という金額をよく見かけます。しかし、2026年4月版のハンドブックに金額の記載はありません。PMIの公開ページにも載っていません(2026年10月時点)。当サイトでは、確かめられない金額は書きません。

PMIの会員ページでは、会員特典として、認定資格(更新を含む)が最大30%割引になるとしています。更新のときに会員かどうかで、払う額が変わります。

注意したいのは、PMIの会費と、PMPの更新費用は別物だということです。会員でも、PMPの更新費用は別に払います。

POINT

金額は改定されることがあります。支払いの前に、myPMIの画面で必ず確かめてください。

更新できる状態か、どう確かめる?

合計が60PDUでも、内訳の条件を満たしていないと更新できません。報告したPDUを、次の表で見直します。

条件は PMI CCR Handbook(2026年4月更新)による。「よくあるつまずき」は当サイトの整理。
確かめること条件よくあるつまずき
合計60PDU以上合計だけを見て、内訳の条件を見落とす
教育35PDU以上ギビングバックが多く、教育が足りない
3分野働き方・パワースキル・ビジネス感覚に各8PDU以上技術の講座ばかりで、ビジネス感覚が足りない
ギビングバック25PDUまで(実務を続けていることは8まで)上限を超えた分は数えられない
活動の時期合格日より後で、今のサイクルの中受験前の研修を入れてしまう
重複同じ講座や活動は1回だけ同じウェビナーを2回報告する

2年目の終わりに一度、この表で確かめておくと安心です。足りない分野が分かれば、最後の1年はそこに絞って集められます。

期限が近いときに注意することは?

CCRハンドブックは、PDUの報告と更新費用の支払いを、サイクルが終わる前に済ませることで有効な状態を保てる、としています。期限が近い人は、次の点に気をつけます。

  • 内訳を先に埋める:3分野のどれかが8PDUに届いていないと、合計が60でも要件を満たしません。
  • 入力の手間を見込む:自動で報告される学習は一部だけです。多くは自分で入力するので、直前にまとめて入力しないようにします。
  • 支払いの期限:ハンドブックには、サイクル終了日から90日以内に支払う、という記載もあります。ただし、PDUの要件はサイクルの中で満たす必要があります。終了日までに済ませるのが確実です。
  • やむを得ない事情:病気などで手続きができないときは、PMIのカスタマーケアに連絡します。個別に審査されます(CCRハンドブック)。

残りの期間ごとに、何をすればいい?

更新でつまずく人の多くは、最後の数か月にまとめて集めようとして、内訳の条件を満たせなくなります。残りの期間ごとに、やることを決めておきます。

持ち越しの条件は PMI CCR Handbook による。目安の数字は当サイトの整理。
残りの期間やること
合格直後myPMIでサイクルの開始日と終了日を確かめ、カレンダーに入れる。根拠資料の保存場所を決める
残り2年1年に20PDU前後を目安に集め、取ったらすぐ報告する
残り1年3分野の不足を埋める。この1年に60を超えて取った分は、20PDUまで次のサイクルに持ち越せる
残り3か月要件を満たしたら、案内に沿って更新費用を払う
終了日を過ぎた停止の1年の間に不足分を集め、手続きを終える

期限を過ぎたらどうなる?

サイクルの終了日までに要件を満たせないと、PMPは停止(suspended)になります。CCRハンドブックによると、停止の期間は1年(12か月)です。

期限を過ぎた後の扱い
  1. 合格日〜3年

    有効(active)

    PDUを集めて報告し、更新費用を払う

  2. サイクル終了の翌日〜1年

    停止(suspended)

    PMPを名乗れない。この間に手続きすれば戻れる

  3. 停止の1年が過ぎた後

    失効(expired)

    申請・受験からやり直し

出典:PMI CCR Handbook(2026年4月更新)

停止の間は、PMPの名称を名乗ったり使ったりできません。名刺やメールの署名に入れている人は注意します。停止の1年の間に手続きを終えれば、有効な状態に戻れます。このとき、次のサイクルの日付は変わりません。停止の期間は、次のサイクルと重なります。

停止の1年も過ぎると失効し、PDUの報告もできなくなります。取り直すには、新しく申請し、費用を払い、試験を受け直します。戻り方の詳細はPMPが失効したら?で解説しています。

監査に選ばれたらどうする?

PMPの保有者は、全員が監査(audit)の対象です。CCRハンドブックによると、一定の割合の保有者が無作為に選ばれます。選ばれると、報告したPDUの根拠となる資料の提出を求められます。監査を終えるまで、更新はできません。

  • 講座・研修:申込書、修了証、出席の証明
  • オンライン学習・読書:学んだ内容のメモと日付
  • 実務を続けていること:職務内容の分かる資料(雇用の証明)
  • 発表・執筆:発表資料、出版物の写し

根拠資料は、サイクルが終わってから少なくとも18か月保管します(CCRハンドブック)。報告のたびに、決まったフォルダに保存しておくと慌てずに済みます。

更新を続けるか迷ったら?

更新には、PDUを集める時間と更新費用がかかります。続けるか迷う人は、資格で得られることをPMP資格のメリットで見直してください。

2026年7月から試験の範囲が変わり、AIやサステナビリティなどの論点も加わりました(ECO 2026の解説)。新しい論点を学ぶことは、働き方やビジネス感覚のPDUを集めるテーマにもなります。

後輩にプロジェクトマネジメントを教えることも、知識の共有としてギビングバックのPDUに数えられます(CCRハンドブック)。受験を目指す後輩がいれば、無料模試30問を一緒に解き、選んだ理由を話し合うのも一つの方法です。

よくある質問

PMPの更新はいつまでにすればよいですか?

合格日から3年のサイクルの終了日までに、60PDUの報告と更新費用の支払いを済ませます。要件を満たせば、サイクルの途中でも手続きできます。

PMPの更新費用はいくらですか?

会員かどうかと地域で変わります。CCRハンドブックでは、最新の金額をmyPMIの更新画面で確かめるよう案内しています。2026年10月時点で、公開ページとハンドブックに金額の記載はありません。

受験のために受けた35時間の研修は、PDUに数えられますか?

数えられません。CCRハンドブックでは、認定を得る前に終えた活動はPDUの対象外としています。サイクルは合格した日から始まります。

更新の期限を過ぎてしまいました。もう取り直すしかありませんか?

すぐに取り直しにはなりません。期限の翌日から1年間は停止の状態で、その間に必要なPDUを集めて手続きを終えれば、有効な状態に戻れます。停止の1年も過ぎると失効し、受験からやり直しです。

出典・参考

  1. [1]PMI: Maintain Your Certification
  2. [2]PMI: Continuing Certification Requirements (CCR) Handbook(2026年4月更新)
  3. [3]PMI: PMP Examination Content Outline – July 2026(CCR Program)
  4. [4]PMI: Membership(会員特典)

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